グリーンパンを使い始めて、約3年。
わが家ではフライパンだけではなく、鍋も含めて一気にグリーンパンへ買い替えました。
きっかけは、僕がフッ素樹脂加工について気になり始めたこと。
「せっかくならフッ素樹脂を使っていないフライパンにしよう」
そう思って見つけたのが、グリーンパンでした。
そして今回、購入履歴を調べてみると、使っている商品も判明。
**2023年6月23日に購入した「グリーンパン バレンシアプロ 11点セット」**です。
購入したばかりの妻の評価は、なんと90点。
ところが実際に料理してみると60点。
そして約3年使った現在は――

30点!?
「暮らしの70点。」なのに、70点の半分にも届きませんでした。
何があったんや、グリーンパン……。
今回は約3年間使ってきた妻に、焦げ付き・くっつきやすさ、重さ、お手入れ、そして「もう一度買うのか?」まで正直に聞きました。
さらに後半では、2023年に購入したバレンシアプロと、2026年現在の最新技術を採用した最上位モデル「エーペックス」を公式情報をもとに比較します。
※この記事で紹介する使用感・30点という評価は、わが家が2023年6月に購入したバレンシアプロを約3年間使用した個人的な感想です。現在販売されているグリーンパン全体を評価するものではありません。
グリーンパンを選んだ理由|フッ素樹脂加工が気になった
以前、わが家で使っていたのはティファール。
フライパンだけではなく、お鍋もティファールで揃えていました。
そこから一気にグリーンパンへ買い替えています。


グリーンパン公式によると、同ブランドではPFASやPTFE(フッ素樹脂)を使用しないセラミック・ノンスティックコーティングを採用しています。
僕がグリーンパンに興味を持ったのも、ここが大きな理由でした。
当時は鉄製のフライパンも候補になりましたが、わが家はオール電化でIH。
IHで使うことを考えながら探した結果、グリーンパンを選びました。


そして買い替えると決めたら、中途半端なことはしません。



購入したのは「バレンシアプロ11点セット」
購入履歴を確認したところ、購入日は2023年6月23日。
商品名は、
グリーンパン バレンシアプロ 11点セット
でした。
購入当時、かなり大きな箱で届いたことを覚えています。




金額については夫婦の記憶なので参考程度ですが、とにかく届いた時の印象は、
「いっぱい入ってる」
そして、
「重い」。


第一印象は「重たい」「取っ手が邪魔」
実際に使い始めて、妻が最初に感じたのが重さでした。

以前使っていたティファールは取っ手を取り外せたため、この違いは大きかったようです。
特に影響を受けた料理が、オムライス。


実際、わが家ではオムライスが食卓に登場する機会が減りました。
フライパンが変わったことで献立まで変わるとは。
一番の不満|わが家のグリーンパンはとにかくくっつく
そして今回、妻が何度も口にした最大の不満。
それが、
くっつく。
です。





これは現在だけの話ではありません。
妻によると、使い始めた頃から以前使っていたティファールほどの「スルッと感」はなかったそうです。
そして約3年使用した現在。




ただし、ここで不思議なことが。



実はグリーンパン公式も「予熱」が重要だと説明している
今回あらためて公式情報を調べてみると、興味深いことが分かりました。
グリーンパン公式では、こびりつきを防ぐには予熱・火加減・油・洗浄が重要だと説明しています。
炒め物や焼き物では、中火で予熱してから少量の油またはバターを入れて調理するのが基本。
また、強火だけではなく、温度が低すぎても食材がくっつく原因になるとされています。
さらに公式FAQには、今回のインタビューと妙に一致する情報がありました。
卵や鶏むね肉など、タンパク質が主な食材はくっつきやすい。
……。





めちゃくちゃ焼いてました。
しかも妻が一番ストレスを感じているのが、卵焼き。
公式が例として挙げている食材を、わが家はかなりの頻度で調理しています。
だからといって「くっつくのは全部使い方の問題」と結論づけるつもりはありません。
約3年間使ったことによる状態の変化もありますし、僕たちには原因を特定できません。
ただ、グリーンパンは一般的なフライパンと同じ感覚で適当に火を入れて使えばいい、という商品ではなさそうです。
油なしではなく「少量の油」が公式の使い方
インタビュー中、こんな話にもなりました。

結論からいうと、公式では焼き物・炒め物の場合、少量の油またはバターを使うことが推奨されています。
水分を使う煮込みや茹で調理では油なしでも使えますが、焼く・炒める場合は油を使用するよう案内されています。
そのため、
「油なしで目玉焼きがスルスル動くフライパン」
を求めている人とは、そもそも少し方向性が違うのかもしれません。
洗う時にも気を使う
焦げ付いたり食材がくっついたりすると、その後に待っているのが洗い物。
これも妻にはストレスになっています。

わが家では鍋などとはスポンジを分け、グリーンパンには柔らかいスポンジを使用。
また、フライ返しなどはシリコン製を使っています。
これも公式の基本的な使い方と合っていて、コーティングを長持ちさせるためには金属製ツールを避け、樹脂・シリコーン・木製の調理器具、柔らかいスポンジなどの使用が推奨されています。
最大のストレスは、朝のお弁当の卵焼き
今回のインタビューで、僕が一番印象に残ったのがこの話でした。
妻は子どもの学校のお弁当に、卵焼きを作ります。
ところが、フライパンに卵がくっつく。
うまく巻けず、崩れる。

卵焼きを作っている時にうまくいってなさそうだと、僕は妻の近くにあまり行かないようにしています。
危険察知です。
でも妻が嫌なのは、単純に「卵がくっついた」ということだけではありませんでした。


ここが今回のレビューで、一番大切なところかもしれません。
安全性や素材について考えて選んだフライパンでも、毎日の料理でストレスを感じてしまったら満足できない。
妻にとってフライパンは、毎日使う「道具」なんですよね。
素材への安心感と使いやすさ、どっちを優先する?
グリーンパンを購入したきっかけは、僕がフッ素樹脂加工について気にしたことでした。
では、その点を踏まえれば妻は満足しているのか。


即答でした。



毎日使うものだからこそ、「どんな素材なのか」と同じくらい「気持ちよく使えるか」も重要。
約3年間使って、妻がより重視するようになったのは後者でした。
「買って失敗した」とまでは思っていない
ここまで読むと、完全に購入を後悔しているように見えるかもしれません。
でも、そこは少し違いました。


当初気になっていた取っ手が取り外せないことも、

そこはもういいらしいです。
妻が求めているのは、とにかく「くっつきにくく、焦げ付きにくいこと」。
フライパンとしては、とてもシンプルな希望でした。
良かったところを聞いたら「一斉に買い替えできたこと」
ここまで厳しい話が続いたので、良かったところも聞いてみました。






まさかフライパンレビューで精神修行の話になるとは。
2023年のバレンシアプロと2026年最新モデルを比較
さて。
ここまで散々「くっつく」と書いてきましたが、購入履歴を確認したことで、もうひとつ調べられることが出てきました。
2023年に買ったグリーンパンと、現在のグリーンパンは同じなのか?
結論からいうと、最新モデルではかなり大きな変更が加えられています。
2026年現在、グリーンパン公式が「最新技術を凝縮した最上位モデル」と位置づけているのが、
エーペックス(APEX)コレクション
です。
バレンシアプロと最新エーペックスの違い
わが家が2023年に購入したバレンシアプロと、2026年のエーペックスを比較すると、特に大きく変わったのが調理面の構造とコーティングです。
| 比較項目 | 2023年購入 バレンシアプロ | 2026年 エーペックス |
|---|---|---|
| わが家の購入日 | 2023年6月23日 | ― |
| 購入セット | 11点セット | 現行セットあり |
| コーティング | PFASフリーのセラミック・ノンスティック | 最新サーモロン9Gを2層使用 |
| PFAS・PTFE | 不使用 | 不使用 |
| 調理面のエッチング構造 | なし | あり |
| こびりつきにくさ | わが家では最大の不満 | 公式では従来より進化 |
| 耐傷性 | 通常のセラミック面 | 9G搭載他モデル比10倍と公式説明 |
| 金属製調理器具 | 長持ちさせるため避けるのが基本 | 使用可能 |
| 本体構造 | アルミニウム系 | ステンレス+アルミの3層構造 |
| IH | 対応 | 対応 |
| ハンドル | 固定式 | 固定式 |
| わが家の実使用評価 | 30点 | 未使用なので評価しない |
※エーペックスの「耐傷性10倍」は、2023年のバレンシアプロに対して10倍という意味ではありません。公式では「グリーンパンのその他の9Gコーティング搭載モデル」と比較した数値です。
最新エーペックスは「くっつき」に手が入っている
今回、最も注目したのがここです。
妻が約3年間使って最大の不満として挙げたのは、
「くっつく」
でした。
一方、最新エーペックスには「サーモロン9G」という最新セラミックコーティングが2層使用されています。
さらに、ステンレス製の調理面にエッチングパターンと呼ばれる凹凸構造を設け、その上にセラミックコーティングを施しています。
グリーンパン公式は、この構造によって従来よりも「こびりつきにくさが進化した」と説明しています。

ここは結構違いそうです。
ただし、僕たちはエーペックスを使ったことがありません。
メーカーが「進化した」と説明していることと、妻が実際に使って「くっつかない」と感じることは別の話。
なので、
「最新モデルなら絶対くっつかない」
とは書けません。
これは使ってみないと分かりません。
傷への強さも進化している
わが家ではグリーンパンを傷つけないように、
・ゴシゴシ洗わない
・柔らかいスポンジを使う
・シリコン製のフライ返しを使う
・収納時はフライパン同士が直接当たらないようにする
など、かなり気を使ってきました。
グリーンパンの通常のお手入れ方法でも、コーティングを長持ちさせるため金属製ツールを避け、シリコーン製や木製などの調理器具が推奨されています。
ところが最新エーペックスでは、エッチングされたステンレス部分がコーティングを保護する構造になっています。
公式では、他の9Gコーティング搭載モデルと比べて耐傷性が10倍に向上し、金属製ツールも使用可能と説明されています。
これは約3年間、シリコン製のフライ返しを使い続けてきたわが家からすると、かなり気になる進化です。
ただし、最新エーペックスも取っ手は外れない
一方、妻が最初に気になった、
「取っ手が取れない」
という部分はエーペックスでも残っています。
なので、
「最新モデルなら全部解決!」
というわけではありません。
ただ、現在のグリーンパンには取っ手が外せるシリーズもあるため、収納性を優先する場合は別シリーズを選ぶ方法もあります。
妻の30点は「2023年に買ったバレンシアプロ」の評価
ここは、この記事で一番はっきりさせておきたいところです。
妻がつけた、
30点。
これはグリーンパンというブランド全体への評価ではありません。
ましてや、2026年現在販売されている最新モデルへの評価でもありません。
2023年6月23日に購入したバレンシアプロ11点セットを、わが家で約3年間使ってきた結果の30点です。
調べてみると、この約3年間でグリーンパンも進化していました。
特に妻が最も不満に感じている「くっつく」という部分について、最新エーペックスではメーカー自身がノンスティック性能の進化を説明しています。


まさにそれです。
最新モデルについては、良いとも悪いとも評価しません。
使ってないものは、採点しない。
これも「暮らしの70点。」のルールです。
次もグリーンパンを買う?
最後に聞いてみました。


即「買わない」ではありませんでした。
今回の経験があるので、次回はかなり慎重に考えるとのこと。
他メーカーのセラミックフライパンなども含め、比較してから決めることになりそうです。

もうしばらく修行は続きそうです。
妻の評価は30点|最初は90点だった
そして「暮らしの70点。」恒例。
100点満点で評価してもらいました。



現状、30点。
しかも、

とまで言っています。
ところが、届いた時の評価を聞いてみると、
箱から出した時:90点
そして、
初めて料理に使った頃:60点
約3年間使った現在は、
30点。
綺麗な右肩下がりです。
「暮らしの70点。」を始めてから、ここまで厳しいレビューはなかなかありません。
まとめ|30点。でも、最新グリーンパンまで30点ではない
今回、約3年間使ってきたグリーンパン「バレンシアプロ」を妻に正直に評価してもらいました。
結果は、
30点。
重さや取っ手が外れないこともありましたが、最大の理由は「食材がくっつくこと」。
特に印象的だったのが、お弁当の卵焼きでした。
ただ綺麗な卵焼きを作りたいわけじゃない。
食べる人に喜んでもらいたいから、綺麗に作りたい。
毎日使う道具だからこそ、スペックだけでは分からない「使う人の気持ち」があります。
一方、今回公式情報を調べたことで、もうひとつ分かったことがあります。
2026年のグリーンパンは、僕たちが2023年に買ったものから進化している。
最新エーペックスでは、新しいサーモロン9Gを2層使用し、エッチング構造によってこびりつきにくさや耐傷性を向上させています。
だから、
「グリーンパンは30点」
ではありません。
「わが家が2023年に買ったバレンシアプロを約3年間使った妻の評価が30点」
です。



最新モデルならどうなるのか。
それは実際に使う機会が来た時に、また妻に聞いてみようと思います。
90点から30点まで落とした妻です。
たぶん、忖度はしてくれません。
参考リンク
※2026年9月20日時点の最上位モデル
※取っ手の取り外しができるモデル
